2012年9月23日 はたけっとまーけっと出店&古在家神楽舞見学

「まち」と「むら」をつなぐお祭り「はたけっとまーけっと」。2008年からはじまり、毎年、100人以上の人が集まるイベントです。地元料理を食べたり、ハンモックで昼寝をしたり、自分の作品を出展してみたり、カフェを作ったりと、のんびりとした時間を楽しむことができます。昨年に引き続き、しごと塾さいはらも出店をしました。

 会場はいつも利用しているコミュニティハウスです。普段は誰もいませんが、今日はたくさんの人で賑わっていました。地元の方の手料理の販売、東京にあるレストランとその仲間が出店したカフェ、他にも自分の特技を活かして、似顔絵を描いたり、手作りのパンやお菓子を出したりとたくさんの人が集いました。


 しごと塾さいはらが出店したのは、「しごと塾さいはら かるた」、「そばガレット」、「あとぅーるさんのタロットリーディング」の3つです。

 

 西原地区の魅力や文化伝統を「かるた」という形で残していきたいと考え、まずは自分たちの活動を通じて見つけた「さいはらの魅力」をかるたにしました。しごと塾の参加者からたくさんに句が寄せられ、その中から20つの句を選び、写真に句の頭文字を振って、札を作成しました。

 

 今回は、そのお披露目として、かるた遊びをしました。地元の子供たちを中心に車座になり、句を詠みあげます。子供たちは句がすべて詠まれる前に、札に手をつけてしまうので、句の内容をよく聞いて、札の写真をよく見てから手を出すように、札を取ったら再度、句を詠みあげて確認してもらうようにしました。時に大きな笑い声をあげて、大人も子供もかるた遊びを楽しみました。かるた遊びが終わった後には、参加した人にも句を書いてもらいました。初めての試みでしたが、今後、地域のことをよく知る地元の方々と一緒にかるたづくりができたらいいなと感じました。

 

 西原産のそばでつくった「そばガレット」にもたくさんの方が注文をしてくれました。また、あとぅーるさん(井上和夫さん)の特技であるタロットリーディングも大盛況でした。しごと塾さいはらの活動紹介チラシも配り、会場に来た方々に活動の様子を伝えることもできました。

 

 途中、今年から始めた落花生の成長を確認するため、試しに掘ってみました。まだ収穫するには早いため、収穫は次回に行うことにしました。

この日は、温かくやわらかい秋風を感じることができ、「さいはら」を満喫するのには絶好のお天気でした。参加者もリラックスして、楽しくおしゃべりしながらゆっくりと一日を過ごすことができました。

 

 片付けを終え、日が暮れる前に、丸山に登りました。山頂から見る西原地区は絶景です。畑で採れた大豆を枝豆にして食べました。山頂で食べるとまた一段と美味しく感じられます。そして下山する前に、みんなで「ヤッホー!」と声を上げ、やまびこが聞こえてくるのを楽しみました。(西原の皆様、驚かせてしまったらごめんなさい。)

 

 夜は、古在家の神楽舞の見学に行きました。この神楽舞は江戸中期ごろに西原地区に伝えられ、舞の演技は若者たちが代々受け継がれています。舞の数週間前から稽古が行われ、地元の方々はたくさんの練習を重ねます。

 

 この日は、12座ある演目のうち8座が行われました。明治時代の厳しい禁令のもとでも、取り締まりの目を盗んでひそかに続けてきたという伝統の重みを感じられるものでした。また、途中の場面転換の時間に、地元の小学生がよさこいソーラン節を踊るなど、楽しいひと時でもありました。舞は夜6時にはじまり、場面転換なども含めて11時ごろに終了します。その日のうちに帰るため、しごと塾の参加者は途中で失礼しましたが、西原地区の文化伝統に触れることができてとても充実した時間でした。

 

(byたろう)

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